●2● JISSEN NEWS 2003.1 No.135

 2002年10月17日から20日の4日間、熊本県内(グランドメッセ熊本、パークドーム熊本、熊本県立技術短期大学校、熊本県立大学、常盤家政調理師専門学校)を中心に表記の大会が開催されました。精密機器組み立て競技は日立製作所(ひたちなか市)とデンソー技研センター(安城市)で開催されました。(詳細は「職業能力開発ジャーナル」2002年12月号をご覧ください)また、現代の名工の作品展示や子供と技能士のものづくりふれあい教室等も開かれました。
 実践教育訓練研究協会関係では、機械組立て、精密機械組立て、メカトロニクス、旋盤、工場電気設備に潟fンソーが優勝し、曲げ板金にはマツダ鰍ェ優勝し、建築大工に住友林業建築技術専門校の若山真也さんが銀賞、安川和徳さんと和田陽平さんと合使和志さんが銅賞を獲得され、各企業の日ごろの実力を発揮しました。
 公共の職業能力開発施設では、配管で山形県立産業技術短期大学校の渡邊陽子さんが銅賞、左官に熊本職業訓練短期大学校の嶋津勇哉さんと堤桂一郎さんが銅賞に、メカトロニクスに神奈川県立産業技術短期大学校の大野剛さんと内藤雅人さんのペアが銅賞に、九州職業能力開発大学校の佐藤智昭さんと宮浦晋伍さんのペアが敢闘賞を獲得されました。
 今回は、技能五輪とアビリンピック(全国障害者技能競技大会)が同時期開催の初めてのことでした。



職業能力開発総大学校

電気工学科 岡野一雄



 今年度から実践教育訓練研究協会の理事をお引き受けすることになりました。私は、実践研発足のときから電気・電子・情報系ジャーナルの編集長を担当し、実践ニュース、論文委員等にも関わってきました。この度、理事をお引き受けしたわけですが、主に論文に関する業務を担当することになります。
 実践研が社会に認識され、社会に貢献していくためには、研究会の活動を活発にしていかなければなりません。このためには、ジャーナルの内容を充実させることが重要であると考えています。このジャーナルの中でも論文は大きな柱であり、会員の成果を発表する場であると同時に研究会の業績を残す場でもあります。
 会員の皆様方におかれましては多忙な日々をお過ごしのことと思いますが、仕事の区切りとして自分の仕事をまとめておくことは、次の仕事に取り掛かるための基盤になることと思います。一仕事終わったら、自分の頭を整理する意味で、次の仕事の方針を立てるための準備として、自分の仕事を論文にまとめてみてはいかがでしょうか。
 ご挨拶にも拘わらず、論文投稿の催促のようになってしまいましたが、よろしくご協力くださいますようお願いいたします。